弊社、近江八幡プラントで処理している内容は破砕・選別・圧縮等があり、今回、混合廃棄物の受け入れ時の選別処理工程について少し説明させていただきます。
1.混合廃棄物の受け入れ
- 工場や建設現場から廃棄される廃棄物は、様々な素材が集まった状態で運び込まれます。これらの混合廃棄物は、適切なリサイクルや処理を行うため、まず選択別処理を行う必要があります。
2.手選別
- まず、廃棄物がベルトコンベアに載せられ、人間の手によって大きな危険物や危険物が除かれます。この手選別では、プラスチックや金属、紙などの廃棄物を大きく分けます。を含むものについては、人の目と手による選択別が重要です。
3.磁力選別
- 次に、鉄や鉄鋼を含む金属を効率的に考えるため、磁力選択別機が使用されます。この工程で鉄系廃棄物が分けられ、リサイクル可能な資源として回収されます。
4.風力選別
- 風力選択別では、軽量の廃棄物(紙、プラスチック、発泡スチロールなど)を風の力で吹き飛ばし、重い物質(ガラス、石、金属など)と分けます。これにより、軽量なリサイクル可能素材が回収されます。この方法は廃棄物の重量や形状の違いを利用して効率的な選択別を実現します。
5.振動選別
- 振動選択別機では、振動を使って廃棄物を大きさごとに分類します。廃棄物はスクリーンを通過する際に、その大きさに応じて細かいものと大きいものに分けられます。サイズの廃棄物を別々に処理し、細かい素材をリサイクルできます。
6.電磁選別
- 最後に、非鉄金属(アルミニウムや銅など)を選ぶために電磁誘導を利用します。この選択別では、磁力に反応しない非鉄金属を検出し、他の廃棄物から効率的に分離します。工程で分けられた非鉄金属は、リサイクル資源として回収されます。
7.リサイクル
- これらの選択別工程を経て、混合廃棄物はそれぞれの素材ごとに分けられます。選択別された鉄や非金属鉄、プラスチック、紙などの廃棄物は、適切なリサイクル業者に送られ、再利用されます。鉄や非鉄金属は新しい製品の原材料となり、プラスチックや紙も再加工されて製品化されます。このようにして、廃棄物は再資源化され、埋立や焼却処理が減少し、環境への負荷を軽減しています。
このような選択別処理とリサイクルの流れにより、混合廃棄物は資源として再利用され、持続可能な循環型社会の実現に貢献しています。