南海トラフ地震のような大規模な地震が発生した場合、倒壊する恐れが高い建物は、主に次のような特徴を持つものです。
- 築30年以上の建物(特に1981年以前に建てられたもの)
日本の建築基準法は1981年に大幅に改正され、これ以降に建設された建物は「新耐震基準」に基づいて設計されています。1981年以前に建てられた建物(いわゆる「旧耐震基準」)は、地震への耐性が比較的低く、特に補強工事などが行われていない場合、倒壊のリスクが高くなります。 - 木造住宅
古い木造住宅は、構造的に弱い場合が多く、大規模な地震では倒壊するリスクがあります。特に基礎部分や接合部が劣化していると、さらに危険です。 - 補強工事がされていない建物
耐震補強工事が行われていない古い建物は、南海トラフ地震のような大規模な揺れに耐えることが難しい可能性があります。
したがって、築40年以上の建物や、1981年以前に建てられた木造住宅は特に注意が必要です。